caprinの更生日記

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本気でマスコミ不信のはてな回答者たち (MMR 中毒の人々) (RinRin王国より)

http://deztec.jp/design/05/09/03_plot.html

 情報過多が悪いのか!? 見る眼がないのか!? はてなユーザーの一定以上のユーザーがマスコミ不信なのは事実だろうな。

ネットにはまってる若い日本人って、本当に陰謀論が大好きなんですね。「ずるいおじさん達に騙されたくない!!」という気持ちが高じて、逆に権力者に擬された集団を悪の権化とする意見、あるいは「しょせん利権でしょ」と切り捨てる言説なら何でも信じてしまうような感じ。

 ただ、自分も「はてな」ユーザーだから弁護するけど、「はてなユーザー=ネットにはまってる若い日本人」というのはちょっと無理があるかなあ…。私の知り合いにも「はてな」やっている人がいるが、30代や40代も結構いる。(うちの母にも「はてな」を勧めたが50代だったりするし) また、他の人の日記を見ていくと、すべての人がネットに精通した人という感じもしない。う〜ん、ま、それでも毎日「はてな」を見たり書いたりするヘビーユーザーは、やはり若い子が多いか…。
 だけど、むしろ「何者にも騙されたくない」と思っている連中がキーワードやTBで繋がって、はてなの良識意見よりも濃く結びついて目立ってしまうのが問題だと思うな。声がでかい連中(極論を振りかざしたり、あまり調べもせずズケズケと断定する人。困ったことにそういう人ほど、ネット上でそれなりに影響力のあるオピニオンと思われていたりする。)は、ネットの世界でも目立つものだ。

 あと、略奪行為のほとんどが黒人というニュース映像がどうやって作られたかによっても印象はがらりと変わってくるなと思った。
1.「米政府によって、米マスコミに圧力がかかり、黒人ばかりの映像を流した。」
2.「米マスコミのある局が自主的にそういう映像を流したor作った。」(CATVの発達した米では放送局も多いし、黒人が嫌いな白人プロデューサーとかありがち)
3.「米マスコミからソースをもらった日本マスコミが、そういう映像ばかり流したorそういう映像を選択して流した。」(ソースの受け渡し途中に「伝言ゲーム」みたいに間に曲解が入る、朝日とかありがち(おい))
4.「日本政府が日本マスコミに圧力をかけ、そういう映像ばかり流した。」(日本においては米からの依頼or命令で「お願いする」ことが多いだろう。今回の報道ではそういう可能性は低いけど、イラク戦争の時にはそういうお願いもあるかもしれない)
などなど。全てが現実的とはいえないが、そういう話は他の出来事でもたくさんある。結局はMMRメソッドで「どこどこの誰が知らないが、影の権力者の陰謀だ。」というのは、簡単に受けいられてしまう分かりやすい論調なのだと思う。

 それにこの「若者が陰謀論に傾倒する」問題点は、それだけ世界に騙そうとする悪い連中が多いということでもある。「騙されないぞ」と思う心理は、「騙された」ことがないと湧かないしね。メディアリテラシーの教育が足りないというだけでは、この問題は解決しない。