caprinの更生日記

1行ニュースがメインとなります

「無縁社会」を恐れる損得勘定

 以前、お笑い芸人のネタであったが、「助け合いという言葉を強調する人は、たいてい一方的に助けられるだけの人」というのは結構真理のような気がする。元気な時は家族やご近所を軽視しておきながら、自分が弱ったら「支え合い」を要求し、それが通りそうにないので政府による「共生政策」で介護や見回りを強要するのは、文字通り「目先の損得」でしかない。結局は、「経済的な豊かさを追ひ求める一方、昔ながらの濃密で煩雑な人間関係を忌避した我々」の延長線上に、損得勘定にまみれた「縁(のようなもの)」を夢想しているだけなのだ。