caprinの更生日記

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容疑者に同情する (川西正彦の公共政策研究)

http://antilabor.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_914a.html

「勝ち組を殺したい」とか書いていたとされる、容疑者ですが、犯人側の観点からするとキャンギャルを刺したのはヒットでした。国立大生で就職内定の勝ち組だから。有言実行した点は偉いんじゃないですか。私のような凡人は素人のお尻も怖くてさわれないのに、誰も考えつかないような凄いことをやってのけた。今や、先輩の太宰治を超える有名人ですよと犯人を慰めたい。どうせ破滅するんだったら敵も巻き添えにすると言う発想は理解できます。

 敵って、自分以外!?


■関連リンク 秋葉原の事件は加藤にとってのパト2だったのではないか (Anonymous Diary)

http://anond.hatelabo.jp/20080611011118

劇場版パトレイバー2の物語って要約すると「自分が参加させられた戦争から目をそむけて平和を貪る日本人に、テロによって戦争状況を見せつけることで復讐を試みるテロリストの話」だと思うんだけど、これって加藤のやりたかったこととそれなりに符合するんじゃないだろうか。

「モテ」だとか「適職探し」だとか「社会適応」だとか、そういった諸々の試行錯誤は現代人にとってはある種の闘争だといえる。

でも、そんな戦いに強制参加させられて足掻いている自分なんかには関係なくメディアはアキバとかの楽しげに演出された光景を伝えていて、自分以外の1億3千万人は全員悩みなんかなく面白おかしく生きているんじゃないかと思えてくる。


■関連リンク 誰でもよかった:秋葉原通り魔事件/上(その1) 孤独な心情、サイトに (毎日jp)

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080610ddm041040022000c.html

 だが、工場は今月2日、派遣社員200人のうち150人を削減すると発表した。加藤容疑者は翌3日、「青森に帰って安い時給の仕事でもするか」と同僚に語っていた。直後に、偶然工場前で出会った派遣元の担当者に「あなたは契約継続です」と伝えられた。
 加藤容疑者は5日朝、まじめな態度をひょう変させる。「おれのつなぎ(作業着)がないぞ」。出社し更衣室で突然叫んだ。「会社はなめている」。手近にあったハンガーを投げ散らし、姿を消した。
 掲示板には6日、こう書き込まれた。<人が足りないから来いと電話が来る 俺(おれ)が必要だから、じゃなくて、人が足りないから 誰が行くかよ>
 関東自動車工業幹部は9日の会見で、派遣社員削減について「切る」と口を滑らせ、慌てて「契約解除」と言い直した。