caprinの更生日記

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日本のヨハネスでおなじみの西成・あいりん地区で大規模暴動発生。機動隊と激突中 (ニュース速報++)

http://news2plus.blog123.fc2.com/blog-entry-220.html

大阪市西成区萩之茶屋の西成署前で13日夕方から夜にかけて、飲食店でのトラブルが発端で労働者ら約200人が集まり、空き瓶や自転車を投げつけるなどの騒ぎになった。
労働者の一部は、署の東側に待機していた機動隊ともみあいになっている。
これまでのところけが人の情報はないという。
同署によると、12日に近くの飲食店でトラブルを起こした労働者を署で事情聴取。始末書を書かせて帰したが、13日になって労働組合の幹部とともに抗議に訪れた。
労組のメンバーらが「暴力警官を許すな」と書かれたビラを配るなどしたところ、労働者らが集まり始めたという。

 この地区だけ妙に昭和テイスト。時代が止まっているなあ。ところで、この労働者A、本当に不当に逮捕されたの!? いくら西成地区とはいえ、そこの警察が、店とのトラブルを起こした程度で、その人を逆さ吊りの上、催涙スプレーをかけたとか、にわかには信じがたいのだが。


■関連リンク 大阪・西成で3夜連続の騒動 300人集結、警官4人負傷 (MSN産経ニュース)

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080616/crm0806160000000-n1.htm


■関連リンク 【ポリ氏ね】大阪・西成あいりん地区で大規模暴動「警察署に空き瓶、機動隊員らに自転車投げ、車に火」 (sum-2ch-a)

http://sum2cha.blogpico.com/archives/2456


■関連リンク 2008年、西成暴動 (Close to the Wall)

http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20080616/p1

少し調べれば分かると思うけれど、大阪での野宿者や労働者はつねに警察との緊張関係におかれているといっていい。靫公園での強制代執行は記憶に新しいと思うけれど、そうした野宿者排除の過程で、警察は抑圧的、暴力的行動を通して差別的な扱いを行ってきた。テントに人がいない隙に、居住者の手荷物すべてを廃棄したり(そのなかには保険証等の重要書類や家族の写真なども含まれていた)ということを繰り返している。なお、冬場にこの手の手荷物処分を食らうというのは、冬場の路上で死ぬ可能性を極端に高める行為だと言うことはわかるだろう。

 これって「ゴミ処理場や原発施設は生活のために絶対必要だが、自分の家の近くにあるのは嫌。」という人間の身勝手な問題に近い。いわゆる常識人はいつも彼ら労働者に対して差別的な態度は良くない、テントを壊すのは人権侵害だと言うのだが、治安が悪くなって犯罪におびえていた付近の住人はあの強制撤去に喜んだとか……。

そしてもうひとつ目立つのが、労働者は危ない奴らだから、とか左翼の扇動が、とか、警察もヤクザだからどっちもどっちだみたいな、連中はそういう人種だから、という言い方で、「その問題はこちらとは関係がない」という切断操作だ。

彼らを異人種と見なすことで自分たちとは関係ないとする態度だけれど、たとえば労働者たちだって最初からそこで生まれたナチュラルボーンワーカーorホームレスなわけではない。そこに至る転落の過程を経る前は、わりあい普通の人生を送っていた人たちもいるだろう。

 ドヤ街には身元の明かせない労働者が集まってきていて、場合によっては犯罪者・違法滞在者の場合だってある。この地区はそういった人を受け入れる素地が出来ているのだろう。彼らは基本的に他人の過去には無関心であり、例え関心があってもここでそれに触れることはタブーとされている。
 切断操作と言うけれど、個人的にはやはりあそこだけは特別だと思う。警察もそんな奴ばかり相手にしているから、勢い荒っぽい人が多い気がする。仕事に貴賎は無いし、職種での差別は良くないのは百も承知だが、あそこの連中を平々凡々と暮らす一般的な日本人と同じ、われわれと同じロジックで暴動を起こしたと考えるのはいささかあの地区を知らなすぎるように思う。あの地区においての暴動は、何人かの労働者が捕まり警察の何人かが怪我した程度で、ガス抜きになるのならやって良かったとさえ思える。
 在日も真面目にやっていて犯罪親和層に落ちぶれたとかじゃなくて、本国で犯罪を犯して隠れ蓑としてここに来たとか、犯罪の出稼ぎのためにはりきってここに来たという元から犯罪者の人っていうのが結構いるしねえ。


■関連リンク 西成蜂起について (無産大衆)

http://d.hatena.ne.jp/madashan/20080616/1213635096