caprinの更生日記

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8/26、日本経済新聞朝刊に掲載されたホワイトバンドに関する記事について (ほっとけないブログ)

http://hottokenai.jp/blog/archives/001_campaign_news/000575.html

このキャンペーンは、善意によってなされる寄付や募金の価値を認めつつ、それだけでは世界の貧困はなくならないという教訓から出発しています。世界の貧困には、それを生み出す世界の構造の問題があり、それを変えることなくしては、いくら善意の寄付を積み上げても、貧困を生み出す速度には追いつけないのです。「ほっとけない」と連動している世界各国のキャンペーンでは、それゆえに、「チャリティーではなくジャスティス(正義)を」、「あなたのお金でなく声をくださいという共通のスローガンを掲げています。

しかしながら、「代金は実費と団体運営費に消え」という言い方は、誤解を招く可能性があります。すでにこのウエブサイトで円グラフを使って公開していますように、いまのところ、ホワイトバンドの売り上げのうち、約3割はホワイトバンドの原価および製作経費として使われ、約4割は流通関連経費として使われています。残りの約3割を、「世界の貧困をなくすための活動費」に充てる予定です。この「世界の貧困をなくすための活動費」は、「団体運営費」とは異なり、明確な意図と目的をもって、キャンペーンの一環としてその目的を果たすために、「消える」ものではなく、「使われる」ものです。

こういったお金の使い方は、「チャリティー」には慣れていても、「ジャスティス」を求めるキャンぺーンには不馴れな日本において、目新しいものであり、それゆえ、受け入れにくいものかもしれません。