caprinの更生日記

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最近のサンデーって、不穏な動きが多いなあ……

■関連リンク 「美術的価値ある原稿を失った」 “金色のガッシュ!”作者、小学館に330万円損賠求め提訴…原稿紛失で (痛いニュース(ノ∀`))

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1135710.html

 そりゃ命を削って描いた原稿を無くされたら、漫画家なら怒って当然。漫画家にとって、命を吹き込んだ原稿は息子か自分の分身みたいなものだろ。


■関連リンク (株)小学館を提訴。 (雷句誠の今日このごろ。)

http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html

2 少年サンデー編集部の実態
(1)本来、漫画家と、編集者(出版社)は、対等の付き合い、フィフティーフィフティーの関係でした。全没(始めから全てやり直し)が出たら、編集さんは深夜でも自宅のFAXで直しのネームを受け取り、すぐにチェックをし、原稿に取りかかれるようにする。そして直しを出すにしても、その先に漫画が面白くなるような展開を話し合う、漫画家を納得させて、漫画家も面白くするために努力する。もちろんお互いを仕事相手としても見ています。しかし、その関係はもうサンデー編集部にはありません。少なくとも、私、雷句誠においてはそんな関係はありません。
(2)私、雷句誠の漫画「金色のガッシュ!!」の最初の担当畭俊之氏はまだ、「仕事」をしていました。確かに厳しく、悪口も多く、ネームの全没もよくだしましたが、「仕事」はまだやっていました。
(3)2代目担当の村上正直氏も、最初は本当に非協力的でケンカ腰でしたが、私が一度怒りをぶつけてからは、しっかりと一緒にガッシュを作ってくれる人でした。
(4)3代目担当の袖崎友和氏からは、最初こそ良かったものの、そのうち遅刻が当たり前の状態、袖崎氏が決めた締め切りに必死になってカラー原稿を上げたら、その原稿は取りにこない。「なぜか?」を聞けば、「いつでもいいだろ」との返答、この人もまた仕事場で怒ってからやっと遅刻も直り、喧嘩を売る態度も消えました。
(5)4代目担当の高島雅氏にいたっては、担当替えの当日からニヤニヤした感じで私にガンをつけてきている。
   「なぜ、替わる担当替わる担当、喧嘩を売ってくる必要があるのだ?」
   そして高島雅氏から出た言葉は、「僕は編集部の中でも怖い編集といわれていてね。」「僕は冠茂と仲がよくってね。」
   この冠茂氏と言う編集は後で詳しい事を書くが、あまり良い噂を聞かない編集者である。だから、なぜ、そんな事を初対面で言う必要があるのだ?!自分の担当は全て編集長から「雷句誠に喧嘩を売ってこい!」と命令されているのか?
   ちなみにこの高島雅氏から、自宅のFAX番号は教えてもらっていない。聞いたら、「自宅のFAXは壊れている。」半年か1年経っても「まだFAXは壊れている。」もうここまでくればわかる。「自宅に仕事を持ち込むな。」との意思が。
   この担当編集とはいろいろあり、右手の骨を折って、連載を休載したのもこの時期である。
(6)その次の担当(6代目)、飯塚洋介氏にいたっては、誤植を注意したらガンを付けてくる担当編集である。ミスを注意して逆ギレされては、もうどう仕事してよいのかもわからなくなる。そのうち、電話も会話が終わると、自分にわかるように受話器を叩き付ける様に切る。
(7)自分はいちいち細かい事を言ってるかもしれない。しかし、遅刻もこの電話の切り方も社会人ならば普通にできなければならない礼儀である。仕事相手に対してする行為ではない。
   時間もギリギリで、精神的ストレスも高い週刊連載で、なぜ漫画家はこうも仕事相手とは思えない対応を受けるのか?
   時には漫画家があまりにも締め切りを守らなかったり、雑誌としての人気がないのに我を張り面白くない展開を続けたり、など、雑誌や関係者に迷惑をかけていたら怒っても良いと思う。しかし、何の理由もなく漫画家に対して喧嘩を売る態度など、全く必要ない。

 しかし、ここまで本音をぶち上げた漫画家はなかなかいないよなあ。


■反論リンク 橋口たかし 緊急 臨時ブログ (橋口たかしのブログ)

http://ameblo.jp/hassy1967/entry-10103874813.html

その中の一人が、私の担当編集者である「冠茂」ですが、全く関わりのない彼がなぜ誹謗中傷されているのか、全く訳がわかりません。「あまり良い噂を聞かない編集者」という文面がありますが、それはネットでの噂から来てるのか?どうなのかはわかりませんが、私の知るところでは、全くもってそんな人物ではありません。

確かに口は悪いかもしれないですが、優秀な編集者だと私は思っています。またこういうことを書くと「冠茂に無理やりこのブログを書かされているんではないか?」というような勘繰りをする方が出てくるとは思いますが、個人的な「怒り」から、このブログを書いております。

こんな漫画バカな編集者はなかなかいません。我が強いので官僚的な人間たちの中に敵を作りやすい側面は否めませんが、面白い話を作るためだったら寝る間も惜しんで倒れそうになりながらも、決して妥協をしない、そんなバカ野郎です。

喧嘩はしょっちゅうで、殴り合いになりそうなこともシバシバありましたが、それは本気で面白い作品を作ろうとしたうえでの儀式みたいなものですし、それについて来れないくらいだったら漫画家なんか目指すな!!

・・・といいたいです。

ハッキリ言って、担当する漫画家に、この程度のことで裁判なんか起こされてたら仕事になりませんよ。それこそ、今回の件で編集者が萎縮して、本気での打ち合わせができなくなったらどうしてくれるんですか?!

他の作家さんも、今回の件で仕事がやり辛くなると思います。本当〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜に迷惑してます!!!!

もし、今回の件で私の尊敬する編集者たちが名誉毀損で彼を訴えるというなら、私は証人として立つ準備があります。


追伸>申し訳ありませんが、私は仕事が忙しいのでコメントなどの返答ができかねますので、コメントは拒否させていただきます。


 さあ周辺も盛り上がってまいりましたぞ。それにしても、橋口たかし先生、ブログに書いておいてコメント拒否はないんじゃない!? ま、本人である保障はないけどな、コレ。
 あっ、ちなみに自分はコミックで『焼きたて!!ジャぱん』を買っていたぐらいなので、氏の絵はそこそこ好きです。(後半のグダグダ展開についていけなくなったけど。)


■言及リンク 雷句誠氏の告発問題に関する雑感(1) (ラノ漫―ライトノベルのマンガを本気で作る編集者の雑記―)

http://d.hatena.ne.jp/m_tamasaka/20080607/1212810628

これは想像ですが、歴代の担当編集者たちは前任者から「雷句先生は気難しくて押しが強い人だから、彼の意見に押し切られないよう気丈に接するように」といった説明を受けていたのではないでしょうか。また、今回の陳述書の文面を見る限り、気の弱い編集ではとても制御ができそうにないことから、しっかりと意見を言えるタイプの人間が優先して担当に回されていた可能性も考えられます。そういった措置が裏目に出て「生意気だ」と見られてしまったのかもしれません。

雷句氏は陳述書の冒頭で、今回の提訴の動機を「あまりにも編集者、出版社と言う物が漫画家を馬鹿にし始めた」と述べていますが、陳述書を読むと「そういうあなたも編集者を馬鹿にしているのではないですか」という思いがぬぐえなくなるというのが正直なところです。


■関連リンク 雷句誠さんの告発 (オタク商品研究所plus)

http://otasyou.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_3d25.html

 今現在も「仕事」してるマンガ家は絶対に言い出せないことなので、雷句さんの行動には、日本中のマンガ家が注目していることかと思います。

 ですが、社側で綱紀粛正しようにも、業務上落ち度になるとは思えないのです。

 マンガ家氏達もまた始末に負えないほど気むずかしいので、最初に愛想を尽かした編集者が後続を適当にあしらうように教育して、双方不満の増幅がこのような結果になったのではないでしょうか。


■あまり関連しないリンク 違和感を感じる「WILD LIFE」受賞の言葉 (猫は勘定にいれません)

http://blog.goo.ne.jp/take_14/e/0b825aeed71117e460eacd43f3ebe3ad

そこへ現在の担当編集者の冠茂さんが現れまして、とにかくしつこく一緒にやろうと誘ってくるのです。毎日のように飲み食いに誘われ説得にかかってきました。なんでこの人は自分みたいな、たいした作品も発表していない奴にここまでこだわるんだろうと、常に頭の中に?マークが飛びかっていましたが、フグを15人前食おうが焼肉を20人前食おうが全部自分持ちで払ってくれるので、この人ならいつでも腹いっぱい食わせてくれるんだぁー!!と思い、この冠茂という編集者についていくことに決めました(笑)。

しかし、いざ一緒に仕事を始めると、冠さんは私の作ったキャラクターたちが最も輝けるようにと、いつもすばらしい、それこそ誰も思いつかないようなアイディアを考えてくれて、親子で読める医療漫画という難しい題材であるにもかかわらず、二人の持ち味が生き、かつ、他とは一味もふた味も違う斬新なストーリーに仕上がるように導いてくれるのです。

出会った当初、冠さんは私の才能や、可能性についてとても真摯に語ってくれましたが、今となっては正直、私の方が、冠さんこそ小学館が漫画界に誇れる才能ある編集者ではないかと、心から感じています。とにかく、この賞をとらせていただいたことで、ひとまず私を信じた彼に少しは恩返しができたかなぁとほっとしています。

最後に1ファンなだけの私に祝辞をくださった高橋よしひろ先生、冠さんと共に担当してくれた高島さん、いつも凄い機動力で取材をしてきてくださるライターの木村さん、獣徳会の原先生、その他、取材に協力してくださった方々、受賞を喜んでくれた編集部のみなさん、アシスタントの皆さんに厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

 今思うとこれはかなり痛烈な皮肉。


■関連リンク サンデー漫画家「5年間やってきて、よかったと思ったことなどひとつもない作品」 (まにあっくすZ)

http://maniaxz.blog99.fc2.com/blog-entry-1594.html

5年間ワイルドライフを描いてきて
ぶっちゃけ心の底から"よかった”と思ったことなど
ひとっつもないくらい、忘れたいくらい
いい思い出のない作品だったんだけど
こんなたくさんの才能が結集して
TVドラマだなんて思えないくらい素晴らしい大作に
仕上げていただけたことに感激して見終わった後、不覚にも涙がでてしまいました。
初めて、がんばって今まで描いてきてよかったなあー・・と思いました。

 実はいい思い出が無かったんだってさ。彼の漫画が好きな人にとってはせつない言葉だ。