caprinの更生日記

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コンビニ業界が深夜営業規制に反対する本当の理由 (SKiCCO ALTERNATiVE)

http://d.hatena.ne.jp/skicco/20080622/p3

逆に言えば、現在のコンビニの24時間営業を可能たらしめているのは、加盟店及びそこで働く人々の有形無形の負担である。実は、コンビニは慢性的な人手不足らしい。地方ではそもそも人間そのものがいない上に、時給が低いから人が来ない。店にもよるが最低賃金レベルもめずらしくない。加盟店はそれぞれ独立した事業主だから、時給を上げると加盟店の儲けが減るのだ。そこで名ばかり管理職の店長が20時間勤務休み無しとか意味不明の「シフト」をサービス残業でこなす。念のために言っておくと、24時間営業店が加盟店側の独断で店を閉めたら契約違反である。

都市部では別の問題もある。時給を上げても人が来ない。人は多いが仕事はコンビニ以外に山ほどあるからだ。わざわざ治安の悪そうな都市部のコンビニで深夜に働く理由が無い。そこでやっぱり名ばかり管理職の店長が以下同文である。だいたい「防犯・防災上の貢献」などと言うが、銃はおろか警棒(警戒棒)ひとつ持たされず、必要な訓練も教育もされてないのに、勝手に交番がわりにしないでくれ。

 勝手に交番にするなというのは確かにそうだなあ。逆にコンビニが夜中に開いているから夜に出歩く若者が増え、トラブルに巻き込まれるというのも分かる。実は利便性を取るか、治安を取るかの問題であって、エコロジーというのは後からの理由づけのような気もしてきた。
 自分なんかは、仕事が遅くなって、周りの店が閉まると、まさにコンビニが夕食・夜食のライフラインとなるから深夜営業もしてくれないと困るのだけど……。終業時間にきっちり仕事が終わって、7、8時頃には家族団らんで食事が出来る人ばかりじゃないんだよ。